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【ド定番】PEラインをサルカンに結ぶ確実な方法

2019-10-28

PEラインとサルカンの結び方を調べると、今やいろいろな結び方が紹介されています。なかなか素晴らしいものも多々見受けられますし、みなさん工夫されています。

では、基本的な結び方は?ちゃんとあります。

最も簡単なやり方です。簡単であるということは確実でばらつきが無いということです。

ルアーに直結する際にも必要になってきますので、覚えておくとあとあとめちゃくちゃ便利です。

PEラインをサルカンに結ぶ方法

ハングズマンノットという結び方です。別にブリンソンノットという名前もついています

何はさておき、とりあえずこの結び方を覚えれば釣りができます。
というか、これ以外に必要ないと思います。それほど、簡単確実なノットです。

ハングズマンノット

①、サルカンに通して折り返す⇩

➁、本線と折り返した部分もろとも巻きつけていく⇩

③、5回巻きつけて最初にできたわっかに入れて、ゆっくり締める⇩ (画像は3回になってしまいました)

その際、【ラインの先⇒本線】の順番で少しずつ締めていき、最後に本締めするのがコツです。
とはいうものの、やってみれば一発で分かります。

なぜナイロンと同じ結び方ではダメなのか

これは簡単で

PEラインは良く滑るので、ナイロンのようにクリンチノットだと滑ってすっぽ抜けてしまうし。ユニノットだとPEはフニャフニャしているので結びにくいからです

子供のころ初めてPEラインを使ったとき

べぇ、結び方わかんねえや!」と軽いパニックに陥ったのを覚えています。

そこで、このノットが救世主となったわけです。
たしか、バスプロの下野プロにセミナーで教わった気がします。(記憶違いだったらごめんなさい)

以来、ナイロンもフロロもPEも全てこのやり方で統一しています。
多少雑になっても締め込みさえすれば、ギュッと締まっていくあの感覚と安心感が、他のノットには到底できないからです。

ルアーであろうが、えさであろうが、沖縄行こうが、全てこれで問題なく釣行しています。

直結ならまずこの結び方を覚えて下さい。

この結び方のメリット

まずは先ほど言ったとおり

・簡単
・確実
・多少雑になっても確実に締まってくれる


といったところです。

【注意事項あり】ハングズマンノットの結束強度

結束強度は40%~60%です。
PEラインの素材自体の結節強度と変わりません。

注意事項があります。
ネットなんかで「結束強度が90%ぐらい出た」とか、「このやり方が強い」とか言っている人が見受けられます。

私が知る限りでは、計測方法が間違っているか、そもそも根拠がないといったものばかりです。

ラインの結束強度というものは、繊維の種類で決まります。
結び方によって、強度が大きく変わることはありません。


ただし、FGノットやPRノットといったリーダー用の摩擦系ノットは例外で、あれを発明した人には心から感謝しています。

結束強度50%で計算するべし

ですので、サルカンやルアーなどにPEラインを直結する場合、どのような方法であれ、結束強度は40%~60%で計算するのが安全でしょう。

私の場合は50%でさっと計算しています。60%がコンスタントにでることはまずないですし、サルカンに直結する時点でそれほどシビアな釣りではないですので、40%で考えるほどきびしくしなくていいというのが私の考えです。

PE直結でできる釣り、できない釣り

PE直結でできる釣り

  • サビキ
  • ちょい投げ
  • ウキ釣り
  • 穴釣り
  • プラグなどの巻物系
  • メタルジグの棒引き 等

ようするに、初心者がすぐに始められる、楽しくていい意味で適当なかんじの釣りはひととおりできてしまいます。

サビキではコツコツとしたあたりも感じますし、ちょい投げでは底の様子がナイロンやフロロと比べてはるかにわかりやすいです。

PE直結でできない釣り

  • エギング
  • 激しくしゃくるメタルジグ 等

エギングなど、しゃくりを入れる釣りはどうしても苦手です。なぜならPEラインはしなやかすぎて、フックに絡んでしまうからです。しかも1度絡んでしまったら非常にほどきにくいのもPEラインの欠点です。

たまに直結でエギングをやるんですが、いつものくせで大きくしゃくってしまうと、かなりの確率で針に絡んでしまって、いらいらしてしまうことがよくあります。

初心者はとりあえずPE2号で直結を覚えれば釣りにいけます。

昨今の細糸ブームの中にあって、2号というのは太すぎると思われるかもしれません。

しかし「PEライン2号では太すぎて釣りにならない」なんてことはまったくありません。

むしろ初心者にとってはPE2号というのは実にバランスのとれた太さだからです。その理由は主に2つあります。

✔️太いのである程度根ずれに強い。

PEラインは根ずれに弱いといわれているのですが、2号あればわりと根ずれに強いのです。

✔️結節強度が50%だが、2号はもともと強いので大丈夫

PEラインは一度結んでしまうと強さが半分になってしまいます。しかしPEライン2号は標準グレードのものでだいたい24ポンドあります。

これが半分になりますので、サルカンに結んだ時の強さは12ポンドとなり、これはナイロンラインの3号に相当します。

ですので、サビキでもちょい投げでもよっぽどでなければ、PEラインとサルカンの根元でブチ切れて、仕掛けが全部持っていかれるという事態にはなりません。

そういった理由から、ダブルラインを作ったり、リーダーを結んだりできない初心者には非常に便利だとおもいます。

【初心者脱出】ダブルライン+直結 で完璧にしよう

ダブルラインは初心者が最初にぶつかる壁だとおもいますが、ダブルラインをマスターすると一気にレベルアップできますので、自分の釣りに直結を多用していきたいという方は、覚えておいて損はありません。

なぜダブルラインにするのか?

ダブルラインを作ると結節強力が上がり、より細いラインを使うことが可能になるからです。

PEラインの結束強度は40%~60%なので、そのまま結ぶと。1号以下のような細いラインだと非常に弱くなってしまうんですね。

ですので、上記で初心者には2号直結をすすめたわけです。

この「PEラインは結ぶと弱くなる」問題はダブルラインを作ることによって解決できます。

ダブルラインを作ってからサルカンに直結することによって、70%~90%の結束強度が得られるようになります。ですので、より細いPEラインを使うことが可能になるわけです。

リーダーとの結束の際にも必要になってきますので、ダブルラインを覚えるとできることが広がります。そしてなによりかっこいいです、釣り歴が長い方でもダブルラインができない方も多いですので。

絵が下手なので、ダブルラインのやり方は よそのサイトに丸投げします。

参考サイト

ビミニツイスト⇒ダイワのサイト
三つ編み⇒YGKよつあみのユーチューブ

主流はビミニツイストですが、三つ編みをおすすめします。
その理由は、不器用でも丁寧に結べば安定して高い強度が得られるからです。なにより、かっこいいです。

【裏技】ガイドに通るサイズのスナップを選ぶべし

PEラインは給水による劣化もなく、紫外線にも極めて強く耐久性があるので、わざわざ毎回ダブルラインを作るのはめんどくさいだけでメリットがありません。

超細糸や大物釣りの場合は別ですが。

そこで、ガイドに通るサイズのスナップを結んでおけば、ラインを切らずにそのまま後片付けができるので、めんどくさくなく非常に便利です。

また、ラインの節約にもなります。
ダブルラインを一回つくるには、何十センチもラインが必要ですので、毎回むすびなおしていると、じわじわとメインラインが減ってきます。

これって、けっこう馬鹿にならなくて、気が付けばラインを巻きなおさなければいけない程に減っているという事態を招きかねません。

それから、特に初心者のかたにこのやり方をしてあげると非常に喜ばれます。
一度結んであげると、当分釣りに行けますからね。

もしその相手が女性なら、結びなおしてあげるという目的で定期的に会えるという、いかがわしい副産物も意図せずに生まれますよ。

お役に立てたら幸いです。ありがとうございました。

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