怪しい激安PEラインは買ってはいけない。
怪しい激安PEラインとはアマゾンで検索すればわんさか出てくるあれです。あれは超低品質ですし、言っていることが殆ど嘘ですので買わない方がいいです。
なお、情弱の方は救いようがないですので、怪しい激安PEラインをおすすめしているサイトに行ってそこから商品画像をクリックしてアマゾンに飛んで買ってやってください。彼らにチャリンと手数料が入りますので。
品質は大丈夫か?
大丈夫じゃないです、編み込みが緩くスカスカでもはや靴紐です。太さも恐ろしく不均一で、これがおそらく謎の高切れの原因でしょう。
エアノットの原因か。編み込みがゆるゆるのすかすか
下の画像はシマノのピットブルと激安PEラインの比較です、激安PEラインの方は編み込みがゆるゆるのスカスカです。これが激安PEラインは張りがゼロで、靴紐のようにふにゃふにゃであることの原因です。
こちらはシマノのピットブル、バキバキに締まっています。
こちらは中国製のPEライン、ゆるゆるのすかすかでくびれが全くありません。形も扁平で靴紐みたいです。
ゆるゆるどころか、恐ろしいことに繊維と繊維の間にすきまがあります。計測機の台が見えてしまっています。形だけ釣り糸らしくしたはりぼてです。
では張りがなかったらどうなるのかというと、いわゆるエアノットを始めとしたトラブルがが多発します。
ちなみに私はエアノットという言葉が嫌いです。それは腕がいい悪いにかかわらず、どのようなPEラインでもスピニングリールを使っている以上ある程度キャストを繰り返すとエアノットができてしまうのは仕方がないことで、これはPEラインの宿命です。さらにそんな場合でも腕のいい人は商品のせいにはせず、「仕方ないね、そろそろ巻き替え時かな」程度ですませます。
高切れの原因か。太さが不均一
シマノのピットブル1号です。恐ろしく均一です。シマノの一番安いラインナップでもこのクオリティーです。
こちらは怪しい激安PEライン1号です。不均一すぎてもはや計る場所がなかったのですが、なんとか少しでも均一の部分を見つけてだいぶ甘く見てこれです。
おそらく謎の高切れの原因はこれでしょう。国産メーカーのもので高切れするとどこかに傷が入っていた可能性を疑いますが、このような低品質のもので大事な魚を逃がしてしまえば泣くに泣けないでしょう。
糸をケチって魚を逃がしてしまえば何のために釣りをしているのか分かりません。
ダイニーマ100%はうそ
ダイニーマ100%というのは100%うそです。立証すれば詐欺です。
こんなもの嘘に決まっているのですが、一応関係者に電話で「中国にこのように大量にダイニーマ(現在はイザナスに改名)の原糸を輸出しているのですか?」と問い合わせたところ、「いえ、中国にはほんのわずかに輸出はしていますがそのように大量に製造できる量ではありません。現在イザナスの世界展開を視野に入れていますのでそのようなことになればむしろ願ったりかなったりです。」というような答えが返ってきました。
もはや価格面でも優位性はない、選択肢に入れる必要すらない
シマノやダイワが安いPEラインを出してきている今、もはや価格面でも激安PEラインに優位性はないです。例えばこの記事を書いている現在、アマゾンで下記のような価格です。
シマノピットブル1号200m | 1036円 |
某激安PEライン1号200m | 約1400円前後 |
うんっ?ちょっと待て、シマノの方が安いやないかい。
ということなので、昔と違って日本製のPEラインが安くなった現在ではわざわざ超低品質の中国製のPEラインをわざわざ数百円高いお金をだして買ってはいけないということになるのです。
そもそも悔しいじゃないですか、嘘つきにお金を払ってものを買うなんて。
なぜ激安PEラインをおすすめしているサイトが存在するのか?
ではなぜこのようなものを平気でおすすめしているサイトがあるのでしょうか?その理由は簡単で、彼らの目的は広告収入だからです。
奇麗な画像を並べてもっともらしく書かれた薄っぺらい記事の最後にこのようなものをよく見かけませんか↓
これをクリックしてアマゾンか楽天でものを買えばそのサイトの管理人に手数料が入る仕組みになっているわけです。しかも記事はライターを雇って書かれたものです。そうやって大量の記事を生成して広告収入で儲けるというビジネスモデルです。なので商品の品質や記事の信ぴょう性なんてどうでもいいのです。
気をつけましょう。