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釣り糸の種類と基礎知識

釣り糸の種類と基礎知識

釣り糸は主に4種類のものがあります。ここではそれぞれの特徴と初心者におすすめの釣り糸と、初心者に必要な基礎知識を解説します。

初心者におすすめのラインはナイロンラインの3号です

初心者には強くてタフでしなやかで扱いやすく価格も安いナイロンラインをおすすめします。太さは3号が最適です。これで初心者が必ず通るサビキ釣りとちょい投げ釣りをカバーします。なぜ3号なのかと言いますと初心者が初めてやるべきサビキ釣りはどんな糸の太さでもかまわず、次にやる可能性が高いちょい投げ釣りは3号が最適だからです。ちょい投げ釣りの場合は海底の岩に糸がこすれたり、針が引っかかって「根掛かり」という状態になったり、予期せぬ大物がかかってしまうことがあるので、ある程度初心者が雑に扱っても大丈夫な太さが必要で、これが3号なのです。しかしこれ以上太くなると扱いにくくなります。ですのでナイロンラインの3号が初心者には最適ということになります。

とはいうものの今持っているリールに2号がすでに巻いてあるという人は2号でも全く問題ありませんし、とりあえずサビキしかやらないという人だと1号でも使えます。しかしちょい投げをやりたければ最低2号は必要です。

ナイロンライン

ナイロンラインはしなやかで扱いやすく強度も高くおまけに値段も安いので初心者が初めてリールに巻くラインはナイロンラインが最適です。吸水率が高く紫外線に弱いので劣化しやすいのが難点ですが、価格が安いので頻繁に巻き替えることができます。

ナイロンラインは初心者におすすめ
しなやかで扱いやすく強度もあり価格も安い。初心者にはうってつけのライン。

フロロカーボンライン

フロロカーボンラインは表面が硬いので魚の歯や海底の岩などにこすれても切れにくいので主にハリスという用途で使用されます。硬くて扱いにくいのでリールに巻く糸として使われることはありません。

フロロカーボンライン
巻き癖が付きやすいのでリールに巻く糸には不向き。強度はナイロンより少しだけ弱い。
ハリスとは
表面が硬いので魚の歯や岩などに強いのでハリスに最適

PEライン

PEラインは主にルアー釣りで使用されます。他のラインと違い伸びないので魚がえさをくわえて引っ張ったり、ルアーや錘が海底にぶつかったりしたときの衝撃が非常に手元に伝わりやすく、さらに強度が他のラインに比べて2倍~3倍程度ありますので細い糸を使うことが可能で、ルアー釣りの世界で爆発的に普及しました。初心者にも扱えますが、タコ糸のように柔らかくふにゃふにゃしているので竿に絡みやすかったり糸自体が絡まったりしやすいので全くの初心者が最初にリールに巻く糸としてはおすすめできません。ルアー釣りをしたくなった段階で使い始めるのがいいでしょう。ちょい投げ、サビキ釣りにも使えます。

PEライン
他のラインに比べて2~3倍と言う圧倒的な強度がありますが、フニャフニャしていてトラブルが多いです。製法が違うので透明ではなくタコ糸のような見た目です。

エステルライン

エステルラインはアジングというアジのルアー釣りだけのために使用されるラインです。弱く硬く扱いにくいですが比重が高く水に沈みやすいので極めて細いラインで極めて軽いルアーを使うアジングのみで普及しています。初心者には縁のないラインです。

号数とは

「号」とは釣り糸の太さを表す単位です。号数が高いほど太い糸ということになります。1号の直径が0.165㎜というふうに決められていて、各メーカーはこれにできるだけ近づくように製造しています。

強力とは

釣り糸の強さを強力と言います。単位はキロやポンド(lb)で表します。その糸が何キロもしくは何ポンドの負荷にまで切れずに耐えられるかと言うことです。

lb(ポンド)とは

lbと書いてポンドと読みます。釣り糸は、特にルアー釣り用のラインの強さはキロではなくポンドで表現されることが多いです。1lb=約0.453kgです

カタログの見方

例:ダイワBASS-X

強力(lb)参考号数価格
41オープン
51.2オープン
61.5オープン
82オープン
例:ダイワBASS-X
  • 強力(lb)
    糸の強さを表します。lbはポンドの意です。釣り糸の強さはキロではなくポンドで表す場合が多いです。
  • 参考号数
    釣糸の太さは号で表します。号数が大きいほど太い糸です。
  • 価格:オープン
    シマノでもダイワでも安い価格帯のものはカタログに価格を載せない場合があります。釣具屋さんや通販サイトで独自の低価格を付けています。わたしが初心者におすすめしているナイロンラインは技術が飽和しているので何を買っても大差なく、有名メーカーの安いもので十分です。

おすすめの商品

初心者の方には基本的に下記で紹介する大巻きで売られている商品をおすすめします。ナイロンラインは劣化が早いので性能を語っても意味はなく、頻繁に巻き替えて常に新しい状態で使えるという性能を超える性能はありません。釣り糸は大体150mから売られているのですが、300mですごく安く売られている大巻の物が存在します。それが狙い目です。ただし有名メーカーの物を買ってください。

ダイワBASS-X NYLON 12lb(3号)300m
実売価格:892円(税込み)

かく言う私も使ってます。

言わずと知れた大巻ラインの代表格で、超おすすめです。300mで1000円以下というあほみたいな安さで、しかもダイワです。さらに、大体どこの釣具屋さんにでも置いてあるところもポイントです。


サンライン クインスタ―3号 600m
実売価格:1012円

日本を代表するラインメーカーのサンラインから出ている物です、こちらは上の物よりさらに恐ろしく安い値段で売られているのですが、デメリットが二つほどあって、置いてない釣具屋さんがたまにあるということと600mもいらないよということです。おそらく何度か釣りをしている間に他の号数のものが欲しくなったり、別の物も使ってみたりしたくなると思いますので、倉庫の肥やしになってしまう可能性が高いということです。しかしながら600mで1000円ちょいですので、ダイワがなくてこれがあれば即買いです。

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