釣り糸の種類と基礎知識
釣り糸の種類と基礎知識
釣り糸は主に4種類のものがあります。ここではそれぞれの特徴と初心者におすすめの釣り糸と、初心者に必要な基礎知識を解説します。
ナイロンライン(ポリアミド)
ナイロンラインは強度がPEラインの次に高く結節強度は最も高い、さらにしなやかで扱いやすく瞬間的な力にもめっぽう強い、おまけに値段が安いという最も基本にして最高峰のラインです。デメリットは吸水率が高く紫外線に弱いので劣化しやすいことです。しかし、価格が安いので頻繁に巻き替えることによってデメリットをカバーすることができます。
PEラインの出現により海のルアー釣りではほとんど使われなくなりましたが今でもバス釣りや磯釣りでは主流のラインですし、ちょい投げ、サビキ釣り、競技ではない投げ釣りなどあらゆる釣りに使うことができます。
いいことずくめのラインなのですが、デメリットはよく伸びるので感度が悪いということと、劣化が激しくすぐに新しいのに巻き替えないといけないということです。しかしよく伸びるおかげで瞬間的な力にも強く結節強度が高いということですので初心者にはやはり最適なラインです。
劣化が激しいというデメリットに関しては、値段が安いので、頻繁に巻き替えてしまうというやり方で対処できます。特に初心者のうちはシビアな釣りはしないので、釣りの種類にもよりますが15回くらい釣りに行ったら、もしくは頻度にもよりますが半年くらい使ったら巻き替えるくらいの感覚でいいでしょう、使い捨てと割り切ってどんどん新しいラインに巻き替えて使えるところがナイロンラインの醍醐味でもあります。

フロロカーボンライン(ポリフッ化ビニリデン)
ナイロンに比べて表面硬度が高く根ずれに強く比重が重くて潮になじみやすいということで、ハリスにはほぼ100%フロロカーボンが使われます。硬くごわごわしているのでナイロンに比べて扱いにくく糸癖もつきやすいのでバス釣りや細い糸を使うルアー釣りを除いて道糸(リールに巻く糸)として使われることはほとんどありません。また、耐久性が素晴らしく吸水して劣化することもありませんし紫外線で劣化することもありませんので、細糸を扱い、シビアな性能が求められるバス釣りのような釣りではよく使われています。それ以外の釣りでも好んでリールに巻いている釣り人も主流ではありませんが多いです。
ちなみに私もベイトリールに2号のフロロカーボンラインを巻きっぱなしにしていろんな釣りをやったりします。2号以上になるとフロロカーボンは硬いので道糸として使うのは厳しくなってきます。道糸はナイロンラインでハリスがフロロカーボンがという使い方が餌釣りの世界では一般的です。


PEライン(超高分子量ポリエチレン)
PEラインは上記のナイロンラインとフロロカーボンラインとは全く違った特徴を持っています。最大の特徴は強度がナイロンやフロロカーボンの2倍~3倍と極めて高く、伸びも極めて少ないという点です。主にルアー釣りに使われます
伸びが極めて少ないという特性により、魚がえさをくわえて引っ張ったり、ルアーや錘が海底にぶつかったりしたときの衝撃が非常に手元に伝わりやすく、さらに強度が他のラインに比べて2倍~3倍程度ありますので細い糸を使うことが可能となります。
PEラインはナイロンラインやフロロカーボンラインよりも後に生まれたラインなのですが、その特徴により海のルアー釣りの間で2000年あたりから爆発的に広まり現在では完全に主流になっています。
ここまで聞くとPEラインは夢のようなラインなのですが、何かに結んでしまうと強度が50%~40%までに落ちてしまうという恐ろしいデメリットがあります。また軽いので風にあおられやすく水に沈みにくいので軽い仕掛けやルアーを沈めるような釣りには非常に使いづらいです。
初心者にも扱えはしますが、タコ糸のように柔らかくふにゃふにゃしているので竿に絡みやすかったり糸自体が絡まったりしやすいので全くの初心者が最初にリールに巻く糸としてはおすすめできません。ルアー釣りをしたくなった段階で使い始めるのがいいでしょう。ちょい投げ、サビキ釣りにも使えます。

エステルライン(ポリエチレンテレフタレート)
伸び率がナイロンとフロロカーボンよりも低く、感度がいいと言われています、それに加えエステルラインは比重が重く水に沈むので潮なじみがよいという特徴から、1グラムほどの極めて軽いルアーでアジを釣る「アジング」という釣りに専門に使われます。
瞬間的な力に非常に弱く切れやすく硬くごわごわしていますので、感度がいい(と言われている)意外のメリットは何もありませんのでアジング用にしか利用されることがないという特殊なラインです。
また、感度ならPEラインが比べるのに値しないほど圧倒的に優れているのですが、PEラインは軽く水に浮いてしまうことから、アジングのように極めて軽いルアーを扱う場合は糸がまっすぐにならず使い物になりません。そういった事情でアジング用のラインはエステルラインが主流になっているわけです。
ちなみにリールに巻く用途ではアジングにしか使われませんが、その硬さを活かして仕掛けの枝針に使われる場合があるみたいですがあまり一般的ではありません。
基礎的な用語
号数とは
「号」とは釣り糸の太さを表す単位です。号数が高いほど太い糸ということになります。1号の直径が0.165㎜というふうに決められていて、各メーカーはこれにできるだけ近づくように製造しています。
lb(ポンド)とは
lbと書いてポンドと読みます。釣り糸は、特にルアー釣り用のラインの強さはキロではなくポンドで表現されることが多いです。1lb=約0.453kgです
強力とは
釣り糸の強さを強力と言います。単位はキロやポンド(lb)で表します。その糸が何キロもしくは何ポンドの負荷にまで切れずに耐えられるかと言うことです。
カタログの見方
例:ダイワBASS-X
| 強力(lb) | 参考号数 | 価格 |
| 4 | 1 | オープン |
| 5 | 1.2 | オープン |
| 6 | 1.5 | オープン |
| 8 | 2 | オープン |
- 強力(lb)
糸の強さを表します。lbはポンドの意です。釣り糸の強さはキロではなくポンドで表す場合が多いです。 - 参考号数
釣糸の太さは号で表します。号数が大きいほど太い糸です。 - 価格:オープン
シマノでもダイワでも安い価格帯のものはカタログに価格を載せない場合があります。釣具屋さんや通販サイトで独自の低価格を付けています。わたしが初心者におすすめしているナイロンラインは技術が飽和しているので何を買っても大差なく、有名メーカーの安いもので十分です。
初心者におすすめのラインはナイロンラインの3号です
初心者には強くてタフでしなやかで扱いやすく価格も安いナイロンラインをおすすめします。太さは3号が最適です。これで初心者が必ず通るサビキ釣りとちょい投げ釣りをカバーします。なぜ3号なのかと言いますと初心者が初めてやるべきサビキ釣りはどんな糸の太さでもかまわず、次にやる可能性が高いちょい投げ釣りは3号が最適だからです。ちょい投げ釣りの場合は海底の岩に糸がこすれたり、針が引っかかって「根掛かり」という状態になったり、予期せぬ大物がかかってしまうことがあるので、ある程度初心者が雑に扱っても大丈夫な太さが必要で、これが3号なのです。しかしこれ以上太くなると扱いにくくなります。ですのでナイロンラインの3号が初心者には最適ということになります。
とはいうものの今持っているリールに2号がすでに巻いてあるという人は2号でも全く問題ありませんし、とりあえずサビキしかやらないという人だと1号でも使えます。しかしちょい投げをやりたければ最低2号は必要です。
おすすめの商品
初心者の方には基本的に下記で紹介する大巻きで売られている商品をおすすめします。
ナイロンラインは劣化が早いので性能を語っても意味はなく、頻繁に巻き替えて常に新しい状態で使えるという性能を超える性能はありません。
釣り糸は大体150mから売られているのですが、300mですごく安く売られている大巻の物が存在します。それが狙い目です。ただし有名メーカーの物を買ってください。
ダイワBASS-X NYLON 12lb(3号)300m
実売価格:892円(税込み)

言わずと知れた大巻ラインの代表格で、超おすすめです。300mで1000円以下というあほみたいな安さで、しかもダイワです。さらに、大体どこの釣具屋さんにでも置いてあるところもポイントです。
サンライン クインスタ―3号 600m
実売価格:1012円
日本を代表するラインメーカーのサンラインから出ている物です、こちらは上の物よりさらに恐ろしく安い値段で売られているのですが、デメリットが二つほどあって、置いてない釣具屋さんがたまにあるということと600mもいらないよということです。おそらく何度か釣りをしている間に他の号数のものが欲しくなったり、別の物も使ってみたりしたくなると思いますので、倉庫の肥やしになってしまう可能性が高いということです。しかしながら600mで1000円ちょいですので、ダイワがなくてこれがあれば即買いです。
