【逮捕されないために知っておこう】ブラックバスの法律、まとめと対策。ブラックバスは飼育禁止です。運搬、売買もダメです。

2020-05-27

ブラックバスは、外来生物法(正式名称=特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)によって、「飼育」、「運搬」、「売買」、「放流」などが厳しく規制されています。

しかしこれらを守りさえすれば心配無用。バス釣りは非常に奥が深くて素敵な趣味です、法律を守ってどんどん楽しみましょう。

滋賀県の条例や、漁業管理委員会どうたらこうたらなどは、もともといかがわしいものなので、釣り人側が上手く立ち回って軽くあしらってください。
(ちなみに、佐賀県の条例は結構まじめで好感が持てます)

しかし、法律は大変です。
普通に逮捕されます。

ならば、弁護士みたいに法律を勉強しないとバス釣りができないのか?
いえ、その必要はありません。

なぜなら、知るべき決まりは四つだけだからです。
これさえ守ればとりあえず逮捕とかされませんので、安心してください。

これさえ守ればOK。ブラックバスの法律

ブラックバスは外来生物法によって、色々な規制がありますがそれほどややこしいものではありません。

早速ですが、この四つを守ってれば大丈夫です

1、飼育禁止

2、運搬禁止

3、譲渡、売買禁止

4、放出禁止 



法律っていっても、覚えるのは四つだけですので何も心配いりません。
ただし、法律ですので違反すれば逮捕されます。

決まりを守って、釣りを楽しもう!

では、一つ一つ見ていきましょう。

1、【飼育】 飼育、保管の禁止

✔許可なく飼育することは禁止です

✔保管することも禁止です

✔ただし、道路に出なければ一時的に生きたまま保管することができます。

✔罰則→・1年以下の懲役または100万円以下の罰金
    ・販売目的の場合 3年以下の懲役または300万円以下の罰金



許可なく飼育するのは禁止です。

「それなら許可をとればいいんじゃないの?」
それも無理です。

許可が下りるのは 学術研究目的の飼育や、法律ができる前から経営している養殖業者等のみです。
たまに、申請すればどうのこうのと言っている人がいますが、非常に厳しいものですので一般人にはまず無理です。

また、保管も禁止ですので「飼っているのではない、一時的に保管しているだけだ」も通じません。

ただし、生きたまま持って帰る意図が無く、道路に出なければ、一時的に保管することは大丈夫です。
それについては、下の【運搬】のところで詳しく解説します。

では、飼育についての法律と罰則に行きましょう。

法律

第四条 特定外来生物は、飼養等をしてはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。
一 次条第一項の許可を受けてその許可に係る飼養等をする場合
二 次章の規定による防除に係る捕獲等その他主務省令で定めるやむを得ない事由がある場合
(飼養等の許可)

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律



「飼養等」とありますが、飼養と飼育は同じ意味です。
そして、「 飼養、栽培、保管又は運搬」をまとめて「飼養等」といいます。

要するに飼育をしてはいけないということです。

次に「 ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。 」ときて、一、二と続きます。

要するに「許可を取って飼育しているとか、省令(各省が出す命令)で定められたやむおえない事情がある、場合はOKよ」という意味です。

罰則

趣味で飼育した場合➡1年以下の懲役または100万円以下の罰金

販売目的で飼育した場合➡3年以下の懲役または300万円以下の罰金

一覧表はここを参考⇒ 環境省、罰則について

条文の引用です

第三十二条 次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一 第四条の規定に違反して、販売又は頒布をする目的で特定外来生物の飼養等をした者

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律


⇧ 「第四条の規定に違反して 」とありますが、この第四条が飼育禁止の規定です。
つまり、第四条(飼育の禁止)に違反したらだめよということです。

販売目的だと、 3年以下の懲役または300万円以下の罰金ということです。かなり重いですね。

第三十三条 次の各号のいずれかに該当する者は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一 第四条又は第八条の規定に違反した者(前条第一号又は第四号に該当する者を除く。)

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律

⇧第四条とは、飼育禁止のことでしたね。

ちなみに第八条は、譲渡の禁止に関することです。

また、(前条第一号又は第四号に該当する者を除く。)とあります。
つまり、販売目的で無い場合は第三十三条のとおりということです。

要するに、ペット目的で飼ってたら、 1年以下の懲役または100万円以下の罰金ということです。

販売目的よりはだいぶ軽くなります。

2、【運搬】 生きたまま運搬することの禁止

✔生かして運搬するのは禁止です。

✔ただし、道路に出ない範囲での移動は大丈夫です。

✔罰則→・1年以下の懲役または100万円以下の罰金
    ・販売目的の場合 3年以下の懲役または300万円以下の罰金

生きたまま運ぶのは禁止です。

この運搬というのが一番釣り人の頭を悩ませる部分ではないでしょうか?

運ぶのが禁止といっても、いくら何でもブラックバスを釣って一歩いたら即違反、ということにはなりません。
十歩あるいてもなりません、百歩あるいてもなりません。

じつは、運搬の定義は条文に書かれていないんです。
ですので、法解釈の話になってきて、法律の素人には手に負えないんですね。

そろそろ結論をいいます。これ、環境省がはっきりと発表しちゃってます。

道路に出なければOKです。

ですので道路に出なければ、バスが釣れたときに、同行している友達に見せびらかしに行くのは何も問題ありません。

この辺が分かりやすいと思います⇩

釣った河川・湖沼の河岸・湖岸に隣接する道路に至らない範囲での生きたオオクチバスの運び移しは問題ありません(河岸・湖岸隣接道路に至らなければ、公園、マリーナ、漁港(漁港内の道路は漁港の一部と考えます)等での取扱いも同様です)。

外来生物法に関するQ&A Q9 環境省

「道路に至らない範囲での生きたオオクチバスの運び移しは問題ありません 」と書いてありますね。



リーフレットも作ってくれています。環境省・農林水産省です。
参考⇒外来生物法、釣りをする際の注意点

法律

飼育と同じく、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)によって禁止されています。

飼育と同じ条文なので、引用は省略します。
飼育も運搬も「飼養等」といって、ひとくくりにされていますので、条文も同じということになります。

罰則

これも飼育と同じです。

1年以下の懲役または100万円以下の罰金 。
販売目的で運搬した場合➡3年以下の懲役または300万円以下の罰金


3、【譲渡、譲受け、販売】  あげたりもらったり、販売も禁止

✔誰かにあげたり、販売するのは禁止です。

✔もらうのも禁止です。

✔買うのも禁止です。

✔罰則→ ・1年以下の懲役または100万円以下の罰金 。
    ・販売すると、3年以下の懲役または300万円以下の罰金

あげたり、もらったり、売ったりするのは違反です。

一応言っておきますが、買うのも違反です。
お金を払って譲り受けるという行為ですので。

法律 

第八条 特定外来生物は、譲渡し若しくは譲受け又は引渡し若しくは引取り(以下「譲渡し等」という。)をしてはならない。ただし、第四条第一号に該当して飼養等をし、又はしようとする者の間においてその飼養等に係る特定外来生物の譲渡し等をする場合その他の主務省令で定める場合は、この限りでない。

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律

あげたり、もらったりするのは違反。
ただし、許可をもらっている場合は別だよということです。

では、販売についてはどこに書いてるんだよと思いますよね?
販売については、罰則のところに書いてあります。

罰則

譲渡、譲受け➡ 1年以下の懲役または100万円以下の罰金 。

販売➡ 3年以下の懲役または300万円以下の罰金

第三十二条 次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一 第四条の規定に違反して、販売又は頒布をする目的で特定外来生物の飼養等をした者
二 偽りその他不正の手段により第五条第一項又は第九条の二第一項の許可を受けた者
三 第七条又は第九条の規定に違反した者
四 第八条の規定に違反して、特定外来生物の販売又は頒布をした者

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律

四号を見てください。これが販売禁止に関する部分です。

単にあげたりもらったりは、これです⇩

第三十三条 次の各号のいずれかに該当する者は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一 第四条又は第八条の規定に違反した者(前条第一号又は第四号に該当する者を除く。)

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律

第八条が譲渡などに関する文です。

つまり、違反しているけどお金はからんでいないよという場合は、 1年以下の懲役または100万円以下の罰金ということです。

4、【放出】 放流禁止。ただしリリースはOK

✔釣った魚を運び出し、他の水域に放してはいけません。

✔釣ったその場で放す、リリースはOKです。

✔罰則→ 3年以下の懲役または300万円以下の罰金

ブラックバス(ギル、その他もだよ)を釣って、どこかに逃がしに行くのは何から何までアウトです。

じつはこの条文は、「許可を得て飼育していても、それを野外に放してはいけません」という意味もあります。

いうまでもなく、無許可で飼養し、それを野外に放すのもアウトです。
何から何までアウトです。

法律

第九条 飼養等、輸入又は譲渡し等に係る特定外来生物は、当該特定外来生物に係る特定飼養等施設の外で放出、植栽又はは種(以下「放出等」という。)をしてはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。
一 次条第一項の許可を受けてその許可に係る放出等をする場合
二 次章の規定による防除に係る放出等をする場合

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律

キャッチアンドリリースはいいけど、ブラックバス(ギル、その他も)をどこかに放すのはだめということです。

一行目に「飼養等」とありますね、この言葉には飼ったり保管したりするという意味が含まれます。
その魚をどこかに放すと違反ということです。

後半の一、二は、許可をもらっている場合はこの限りではない、というような意味です。
一般人には関係ないでしょう。

罰則

3年以下の懲役または300万円以下の罰金

第三十二条 次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一 第四条の規定に違反して、販売又は頒布をする目的で特定外来生物の飼養等をした者
二 偽りその他不正の手段により第五条第一項又は第九条の二第一項の許可を受けた者
三 第七条又は第九条の規定に違反した者

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律

第三号を見てください、[第九条の規定に違反した者]とありますね。
この九条が放出の禁止に関する部分です。

まとめ

「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(通称、外来生物法)」によって次の事が禁止されています。

  • 飼育
  • 運搬
  • 譲渡、販売
  • 放出(キャッチアンドリリースはOK)



輸入禁止など、他にもいろいろありますが、一般人には関係ない事ばかりなので、上の四つを守っておけば問題ないです。

政府はバス釣りを悪者になどしていない

これはまずバスアングラーに向けて言いたい。

よく、「バス釣りを悪者にしないで」ということを聞きます。

勘違いしないで下さい、政府は「バス釣りは悪いこと」などと一言もいっていません。

それどころか、環境省・農林水産省は、釣り人むけのリーフレットまで作って、「キャッチアンドリリースは規制されません」とまで書いているのです。

外来生物法はなにもブラックバスだけの法律ではないにもかかわらず、わざわざそういった配慮を見せているわけです。

バス釣りは、非常に奥が深く、健全で、ハッピーで、ほのぼのとした、素敵な趣味です。

法律を守って、これからもバス釣りを楽しみましょう。