【ド初心者】のためのリールの基礎知識

2021-03-09

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【ド初心者】のためのリールの基礎知識

リールの種類と各部位の名称や仕組み、「ドラグ」などの用語をわかりやすく説明します。

スピニングリールと両軸リール(ベイトリール)

リールには大きく分けてスピニングリール両軸リールの二種類があり、両軸リールの種類の中にルアー釣りに使うベイトリールがあります。両軸リール、ベイトリールは扱いが難しいので初心者はスピニングリールを使うことになります。

スピニングリール
ベイトリール

両軸リールの意味

「両軸リール」の「両軸」とは一つの軸を両端で支えているという意味です。

対してスピニングリールは本体から突き出た棒にスプールが刺さっているだけなので両軸ではありません。

なお、この言葉は釣り業界特有の言葉であり、一般的に使われる言葉でも物理に出てくる言葉でもありません。ちなみに建築用語では両軸のような構造を「両端固定梁」、スピニングの図のような構造を「片持ち梁」といいます。スピニングリールを片持ち軸とは言いませんが、なんとなくそんなイメージです。

両軸リール
スピニングリール

初心者にはスピニングリールが最適

ベイトリールは投げるのがとても難しく、またサビキ釣りのように下に垂らすだけで投げる必要のない釣りでも親指を上手く使ってスプールを操作しないとすぐにスプールから糸が飛び出しもじゃもじゃになって絡んでしまいます。ですので初心者はまずスピニングリールで釣りを始めることになります。

スピニングリールの各部位の名称

➀リールフット

竿にくっつける部分

➁ハンドルノブ

ハンドルを回すときに掴む部分

③ハンドル

ハンドルノブとアームの部分を含めて、全体をハンドルと言います

④ボディー

ローターを除いた胴体の部分をボディーといいます。リールフットまで含めるかどうかという厳密な決まりはありません。

⑤スプール

糸を巻くところ

➅ローター

ハンドルを回すとくるくる回る部分全体をローターといいます。

⑦ラインローラー

ラインと接触して回転する部分です。高級機種だとベアリングが入っています。

⑧ベール

針金みたいな部分をベールと言います。

⑨ドラグノブ

スプールが落ちないように締め付けるふたのようなものです。ボルトのような構造をしていて回すことによってスプールを締め付けます。

⑩メインギア

ハンドルに連結固定されているギアです。釣りの世界ではメインギアと呼ばれることが多いです。ちなみに一般的な歯車用語では駆動歯車と言います。

⑪ピニオンギア

スプールやローターに連結固定されているギアです。ちなみに一般的な歯車用語では被動歯車といいます。

ベイトリールの各部位の名称

ベイトリールは正式にはベイトキャスティングリールと言います。主にルアー釣りに使われますがうまく投げられるようになるまでかなりの練習が必要なので初心者には向きません。

➀サイドプレート

ベイトリールの場合はここを開けてスプールを取り出します。ベイトリールはメインフレームとサイドプレートとギア側サイドプレート(ハンドル側サイドプレート)に分かれます。単にサイドプレートといった場合はほとんどの場合この部分を指します。ちなみにダイワはハンドル側のサイドプレートと明確に区別するためにセットプレーと言っていたりします。

➁クラッチ

ここを下に押すことによってスプールが回転できる状態になり糸を出すことができます。「クラッチを切ってスプールをフリーにする」といった表現をします。

③スプール

糸を巻くところです。

④ドラグノブ

ドラグを調節するところです。ベイトリールのドラグは星の形をしているので大昔はスタードラグリールと呼ばれる場合もありましたが今はほとんど聞きません。

⑤メカニカルブレーキ

ここを回すことによってスプールを微妙に締め付けて、スプールがフリーの状態のときに回転にブレーキをかけます。軽い力でスプールが回転しすぎると、糸は出ていないのにスプールだけが高速で回転してしまい糸がもじゃもじになって絡んでしまうからです。この糸がもじゃもじになって絡んでしまうことを「バックラッシュ」と言います。

➅ハンドルノブ

ハンドルを回すときにつまむ部分。

⑦ギア側サイドプレート

ベイトリールはメインフレームとサイドプレートとギア側サイドプレートに分かれます。呼び方はいろいろあって、ギアボックスと言ったりもします。なおベイトリールは左ハンドルであれ右ハンドルであれハンドル側がギアボックスになっています。

⑧レベルワインダー

左右に往復運動して、糸をスプールに均一に巻きます。

⑨リールフット

竿にくっつける部分です。

⑩フレーム

ベイトリールはメインフレームとサイドプレートとギア側サイドプレートに分かれます。メインフレームという言い方もします。

その他メインギア、ピニオンギア

前述のスピニングリールとギアの種類や場所は違いますが仕組みは同じですのでそちらを参考にしてください。

ドラグとは

強い力で糸が引っ張られると、糸が切れないようにするためや竿が折れないようにするためにスプールが回転して糸が出ていきます。この仕組みや機構全体をドラグといいます。ドラグという部品があるわけではありません。ドラグは調整できるようになっていてドラグノブを回すことによって弱くしたり強くしたりできます。調整できるのですから当然最大値もありまして、それを「最大ドラグ力」といいます。

シマノは「実用ドラグ力」という考え方も採用しています。もっと詳しく↓

ギア比とは

意味

メインギアとピニオンギアの比です。例えば6.2:1のリールであればハンドルを一回転させるとスピニングリールであればローターが、ベイトリールであればスプールが6.2回転することになります。

「ギア比が高い」と言えば左側の数字が高いということです。高い低いでハイギア、ローギアという言い方をします。

よくある誤解

ギア比とリールのパワーや巻上げスピードは無関係です。ベテランの方でもほぼ100%間違っていますので、せっかく初心者なので最初から正しい知識を身に着けましょう。

よくローギアのリールは巻上げスピードが遅くパワーがある(ハイギアはその逆)と言う方がいますがその理屈が通じるのは同じシリーズの同じ番手のリールで中のギア比だけが低い場合です。それは当たり前の話なのですが、ギア比が低いとパワーがあるというふうにひとくくりに考えてしまう方が大勢います。

ではリールのパワーは何で決まっているのかというとハンドルを一回転したときの巻上長さハンドルの長さです。それを計算するのにギア比が必要なだけです。ギア比が低いイコール即パワーがあるということにはなりません。また、巻上スピードを決めているのはハンドル一回転あたりのスープールまたはローターの回転数スプールの外径です。

例えば当然ですが、大きくてローギアのリールは、小さくてハイギアのリールよりも巻上スピードが速い場合があります。スプールがでかいので。

今後のリール選びに支障がきたしますのでこの際正しい知識を身に着けておきましょう。

リールの素材

プラスチック

最も一般的な素材でエントリーモデルの安いものから20000円台の中級機種まで幅広く使われており、グレードも様々なものがあり5000円以上のモデルにはガラス繊維を混ぜて強化したプラスチックが使われます。

アルミニウム

アルミニウムは金属なのでプラスチックに比べて比較にならないほど頑丈で加工がしやすく錆びないので古くからリールに使われている素材です。主に高級機種に使われ、特に大物用の最高級機種にはアルミが使われています。

マグネシウム

マグネシウムは実用金属の中で最も軽くアルミニウムの約2/3の軽さで。釣り用リールとしては1995年から2000年にかけて採用され始め、リールに革命を起こしました。マグネシウムは錆びに非常に弱く当初は海水で使用することができなかったのですが表面処理技術の進歩により現在は海水に対応している物が主流です。デメリットは加工できる業者が限られているので値段が非常に高いということで、再高級機種にしか使われていません。

ダイワザイオン

ダイワのザイオンはCFRTP(熱可塑性炭素繊維強化樹脂)という素材です。CFRTP(熱可塑性炭素繊維強化樹脂)は素材としては非常に新しく現在もどんどん発展している技術です。ここではリールの素材としての話をします。

ザイオンはプラスチックの中に非常に高い含有率で炭素繊維を混入することによってマグネシウムにせまる剛性を獲得した新しい素材です。シマノも同じような素材を採用しているのですがカーボンの含有率がダイワには及ばないので実質リールにCFRTPを採用しているのはダイワだけと言っても弊害はありません。

2020年にダイワのルビアスという3万円を超える高級スピニングリールに初めて採用されました、マグネシウムより軽く同等の剛性でプラスチックなので腐食せず値段も安いということで今後の主流になっていくことでしょう。


CFRTP(熱可塑性炭素繊維強化樹脂)とは。もっと詳しく↓

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Posted by UL&GT